常念山脈前衛(長野) 城山(870.4m)、大洞山(1093m) 2016年11月23日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:28 駐車余地−−6:49 登山道に合流−−6:57 城山 6:59−−7:55 大洞山 8:01−−8:30 904.7m三角点−−8:41 林道−−8:57 駐車余地

場所長野県大町市/北安曇郡松川村
年月日2016年11月23日 日帰り
天候曇後雪
山行種類籔山(城山は別ルートなら一般登山)
交通手段マイカー
駐車場林道脇に駐車余地あり
登山道の有無無し(城山は別ルートなら登山道あり)
籔の有無大洞山北尾根と林道に出るまでに灌木籔あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
PCがコケてデータ消失のため掲載できず
コメント城山、大洞山を結んで時計回りに周回。城山は私の出発地点から僅か100mに登山口があったが気付かず。城山山頂には神社あり。城山〜大洞山〜北尾根は登山道無し。この日は冷え込んで細雪が舞っていた




廃林道入口からスタート 尾根取り付き
まだ暗い植林帯を登る 尾根に出るが踏跡無し。でも藪も無い
どんどん登っていく 立派な道が登場
西山城跡保存会の案内標識 城山山頂
山頂の神社 安曇野方面は雪雲がかかっている
大洞山方面。予想に反して踏跡無し でも目印はある
820m鞍部 930m付近
965m峰で右側に植林が登場 940m鞍部から登り返す
鎌が落ちていた。蔓切にはナタより軽くていいかも 西方向の山々
大洞山山頂近くで茸止め山境界登場 警告の張紙。でも敷地内を通過する必要は無い
大洞山山頂の赤布 北尾根へ入る
雨引山方面 1060m付近。灌木が邪魔
1000m肩。右へ進路変更 950m付近
北尾根上は露岩が多いが全て巻ける 露岩の一つから見た城山
これも巻いた 獣道だか踏跡だかもある
904.7m三角点 三角点から東斜面を下る
多少灌木はあるが概ね歩きやすい 傾斜が緩むと灌木が酷い
左側の植林は灌木皆無で歩きやすい 林道に合流
駐車場所から100mくらいに城山遊歩道入口があった 駐車場所到着


 先日は馬羅尾山〜雨引山を周回したが、その東の尾根続きに城山と大洞山がある。地形図によると城山は城跡マークがあるのでどこからか道があると思われ、地形図では東尾根に道があることになっている。大洞山は道の存在は不明だが、地域的、標高的には藪は薄いと思われ、2山を繋げて周回することにした。地形的には北側を起点にすれば扇状に尾根を歩けるので下界での歩く距離を短くできるので都合がいい。国営公園の敷地境界に沿うように車道があるはずで、まずは城山に登り、尾根伝いに大洞山に登り、北尾根を下って帰りは林道歩きで車に戻る。というわけで城山への道がありそうな城山東尾根の出番は無い(笑)。

 私のカーナビの地図には目的の林道が掲載されていなかったが、現地に行くと太い道が右カーブする地点で左に細い道が分岐、地形図どおりに乳川を渡る橋があり城山に沿って西へと伸びている。舗装された道なので問題無しで城山から北に伸びる尾根の近くの駐車余地に車を置いた。橋からこの間には城山への遊歩道入口は見当たらず、地形図の通りに東尾根だけに道があるのかもしれない。

 夜は晴れていたのだが明け方は雲が出てきてしまった。予報では曇りで大町以北は午前中は雨の予報で、ここは大町と安曇野の境界なので微妙な天気か。

 最初は赤松樹林中の廃林道を歩いて適当に右手の斜面に取り付く。松の植林地より檜の植林地の方が潅木藪がほとんど無くて歩きやすいのでその中を登る。尾根に乗ると踏跡程度はあるだろうと期待していたが、実際には踏跡はなかったが藪も無いので歩きやすい。傾斜は意外に急であり、適当にジグザグを切りながら高度を上げていく。

 標高820mで不意に道が登場。どうやら城山への遊歩道らしい。右手(西)から上がってきているので、私が登り始めた地点より西側に入口があるのだろうか。階段が整備されたりとそれなりに手が入っているようだが、山頂が近づくと薄くなってくる。周囲に藪は無くどこでも歩ける植生の影響もある。

 山頂付近で城跡と思われるような構造が登場。空堀と思われる浅い溝や階段状の構造などだ。山頂に出ると鳥居と神社があり「城山神社」となっていた。東側に樹林が少し開けていて大町〜安曇野が見渡せるが、東側の低い山地は雲が覆っていて見ることはできず、その手前の霧が掛かったような白い靄のエリアは雨か雪が降っているのだろう。こちらまで来なければいいが。

 大洞山へ向かう尾根には踏跡程度はあるかと思ったが、城山山頂から大洞山方向の尾根入口は全く道無しであった。樹林が深いのと城跡で段々畑のように階段状に造成され下が見えにくいこともあって、少し下らないと尾根がどこにあるのか判別できなかった。立ち木にはテープが散見されるので歩く人が皆無ではないようだが少ないのは間違いない。

 830m鞍部から上りにかかるとそれまで矮小だった木々の背が高くなり見通しも良くなって歩きやすくなる。相変わらず笹や根曲がり竹、石楠花などの藪は皆無で歩きやすい植生が続く。965m峰を越えると右手斜面はまだ若い檜植林帯に変わる。940m鞍部の北側は緩やかな傾斜で、このまま下れば素直に林道に出られそうな雰囲気だった。

 大洞山山頂近くで左手斜面は茸止め山に変わり、境界を示すボロボロになった荷造り紐と入山禁止の警告が登場する。もうそんな時期ではないので大丈夫だろうし、そもそも尾根上は敷地外のようだ。樹林の中を歩いていたので気付かなかったが、細かな雪が舞い始めていた。ただし積もるような勢いではなくほとんど影響はない。気温は常に0℃程度だった。

 茸止め山の境界に沿って登り続けて最高点に達すると大洞山山頂。ここは三角点は無く同じような高さが続く長い尾根なので明瞭な山頂がどこなのかはっきりしない。その一角には古びた赤布と黄色いビニールテープが巻かれた枯れ枝ありで、そこを山頂とした。残念ながら樹林に覆われて展望は無かった。

 さて帰りは北尾根を下る。下り始めて最初の方は尾根西側が開けて潅木藪が邪魔で東斜面に逃げたりしたが、標高1050mを切ってからは再び歩きやすい植生に戻る。尾根の分岐があちこちにあるのでたまに地形図と照合したり方位磁石で確認したりする。西に外さなければ遠回りになることはないので、それほど真剣になる必要はないが904.7m三角点は見ておきたいと思ったので、そこまでは忠実に尾根を辿る。

 徐々に高度を落とすと尾根上に露岩が目立つようになってくる。ただし岩を超える必要はなくて獣道を使って左右どちらかに巻くことが可能だった。一部の岩は展望がよく、登って写真撮影。まだ細かな雪が降り続いている。

 904.7m三角点は小鞍部に設置され4等三角点だった。ここで右に針路変更し斜面を東に下ることに。このまま尾根を伝わるよりも林道歩きが短くなるからだ。ここにも茸止め山で入山禁止の看板があったが、東斜面はあまり松は目立たなかったような。歩きやすい木の隙間を適当に下っていき緩斜面帯に出ると背の高い赤松林になり、同時に地面付近は潅木の藪で非常に歩きにくくなった。地面がこの状況だとシーズン中に松茸は出てこないような。あまりにも潅木が邪魔なので左手に暗い檜植林帯が見えたところでそちらに退避、予想通りこの中は日当たりが悪すぎて他の植物が育たず地面付近は無毛で歩きやすかった。そして林道へ。

 あとは駐車場所まで舗装された林道歩き。まだ雪が舞っているが路面上にも雪は皆無。駐車場所まであと100m位のところで右に廃林道が分岐、城山の案内標識が立っていたが、これは気付かなかった。この遊歩道を歩くよりはショートカットできただろうからまあいいか。

 

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